辛味子の製造工程

辛味子の主要原料になる、こしょう(唐辛子)は春ぐらいから育てます。畑に苗から植えて育てます。こしょうが付いてくると重くなり風により倒れることがありますので、いらないストックなどの棒を使って補強する必要があります。

周りの草などを取りながら丹念に育てていきます。夏ぐらいには、緑の実がなりはじめてきます。そして、お盆の頃には、少しずつ実が赤くなりはじめます。

下の写真には、赤ピーマンのような(神楽(かぐら)南蛮)唐辛子がありますが、これは細い唐辛子よりも辛さは落ちるようですが2種類の唐辛子を混ぜ合わせることで独特の味がでてくるようです。こうして赤くなったこしょうは刈り取って乾燥工程に移ります。

 

妙高山を背にこしょうの植え付け

よく見る細長い唐辛子

赤くたわわに実った神楽南蛮

唐辛子畑の全体図

 

唐辛子の加工

収穫した神楽南蛮を涼しい竹林の中で刻みます。

竹林の中で作業

神楽南蛮を刻みます

竹林の中で作業

通常の唐辛子も使います

 

唐辛子の乾燥

唐辛子の刈り取りが終わったら、細い唐辛子とぶたこしょうそれぞれを切り開いていきます。そして乾燥室に持っていき乾燥させます。
唐辛子の水分が完全に無くなるまで乾燥します。乾燥後は、もうすごく軽くなってます。この唐辛子を、粉砕機で粉末状にして冬の仕込に備えるわけです。

こしょうを、切り開いて乾燥します

結構乾いている状態です

刻んだ唐辛子を乾燥中

手作業なので時間がかかります

 

辛味子の仕込み

乾燥したこしょうを製粉して、麹を混ぜて仕込みして、3年ほど発酵させる。おいしくなった頃に出荷する。

特別注文のコシヒカリで作った米麹

辛味っ子仕込み中の店主

機械でペースト状に

桶に仕込み中の辛味っ子